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【2016年版】おすすめ邦画ランキングベスト30を発表するよ!

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映画が大好きです。

邦画、洋画どちらも好きなんですが、その二つを比較するのはなんか違うような気がするので、今回は全て邦画です。ぼく自身、映画をたくさん見始めたのはここ3年くらいのことで映画通というわけでもないので、純粋に面白かった!という作品が多いです。AmazonプライムやTSUTAYAで何を見ようかと迷った時の参考にしていただけたら幸いです。

 

それではいってみよー!

30位 きょうのできごと a day on the planet

公開:2004年 監督:行定勲 出演:田中麗奈、妻夫木聡

 

柴崎友香の小説、『きょうのできごと』が原作。京都の大学院に進学する友人の引越し祝いに集まった大学生、ビルの壁と壁に挟まった男、女子高生とサーファーが夕方見つけた座礁クジラ。たった1日だけの物語の中で、ひとりひとりの胸中の思いが交錯し、たくさんのできごとや感情に出会う。

日本がまだちょっとだけ元気だった頃の、モラトリアム期にある大学生を描いた作品。断片的なストーリーが交わるラストにも注目。

 

29位 そこのみにて光輝く

公開:2014年 監督:呉美保 出演:綾野剛、池脇千鶴

 

仕事を辞めてふらふらとしていた達夫(綾野剛)と、一家を支えるためにやりたくもない夜の仕事をする千夏(池脇千鶴)。あることがきっかけで二人は出会い、それぞれの身の上話を話すうちに互いに惹かれあっていく。しかし、千夏の置かれた状況の深刻さは達夫の想像以上だった。不幸は重なり、ある事件が起こってしまう...。

重めのラブストーリーではあるものの、救いのないまま終わるというわけではなく一縷の光をともしてくれる。タイトルは、場所をあらわす「そこ」と抜け出せない困難をあらわす「底」のダブルミーニング。池脇千鶴の名演に注目。

 

 

28位 テルマエ・ロマエ 

公開:2012年 監督:武内英樹 出演:阿部寛、上戸彩

 

言わずとしれた、漫画原作のこの映画。現代日本の銭湯にタイムスリップした古代ローマの浴場設計技師が、日本の風呂文化に衝撃を受ける。古代ローマに戻った彼は、そのアイデアを利用して話題を呼ぶようになる。タイムスリップを繰り返し、ローマで浴場技師としての名声を得ていくのだが...。

阿部寛の演技がシュールな笑いを誘うこの作品。古代ローマ人を演じる俳優陣の顔がとにかく濃い。"ルシウス"という役名がまったく違和感のない阿部寛って。。

 

27位 それでもボクはやってない

 公開:2007年 監督:周防正行 出演:加瀬亮、瀬戸朝香

 

就活中の男が、会社の面接に向かう満員電車の中で痴漢に間違えられて、現行犯逮捕されてしまう。容疑を否認し続けるものの結局拘留されてしまい、さらに検察庁での取り調べでも無罪は認められず、ついには起訴されてしまう。

内容は法廷ドラマで、判決が出るまでの流れが細かく描かれている。知っておいて欲しいのがこの映画、痴漢したとかされたとかそういう話ではない。「事実」とは何なのか、「公平」とは何なのか。痴漢ひとつをきっかけに、裁判の意義について考えさせられる映画。ラストの主人公のセリフが全てなんだと思う。

 

 

26位 イニシエーション・ラブ 

公開:2015年 監督:堤幸彦 出演:松田翔太、前田敦子

 

バブル最盛期を迎えた1980年代後半の静岡。奥手な大学生・鈴木(松田翔太)は、友人に誘われ合コンに参加することになる。気乗りではなかったが、そこで歯科助手のマユ(前田敦子)と出会い、鈴木はなんとか彼女に釣り合う男性になろうとヘアスタイルやファッションを変えていく。ぎこちないながら距離を縮める二人。就職した鈴木は仕事の都合で上京することになり、静岡に残ったマユと遠距離恋愛に。鈴木は週末に東京と静岡を往復していたが、洗練された同僚の美弥子(木村文乃)の出現により鈴木の心は揺らいでいく。

正直、そんなに期待せずに観に行ったこの作品。「最後の5分全てが覆る」といったような映画のコピーでロクな作品がなかったからだ。だけどこの映画、わ!まじか!ってな感じでめちゃくちゃ面白かった。DVDで2回目も観た。伏線をきれいに回収していくラストが最高。

 

25位 フィッシュストーリー 

公開:2009年 監督:中村義洋 出演:多部未華子、高良健吾、濱田岳

 

設定勝ちだなあと思う。2012年、彗星が地球に激突するまであと5時間。人々は避難し、静まり返った街で唯一営業を続けるレコード店があった。

1982年、2009年、1975年と3つの時代でそれぞれに起きる、全く関連性のないような出来事たち。70年代に解散したマイナーなパンクバンドの曲"FISH STORY"を通してそれらがひとつになった時、奇跡が起こる。

ぼくはこういう映画が好きなんだと思う。くるくると時代が入れ替わり、何気ないことの連続がとんでもない偶然を起こす。今はわからないけど、こうして自分が在ることがいつかの共鳴を生むのだろうか。そんなことを考えたりする。

 

24位 告白

公開:2010年 監督:中島哲也 出演:松たか子、岡田将生

とある中学校。終業式後のホームルームで、1年B組の担任は、37人の生徒を前に語り出す。私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。一瞬、静寂に包まれる教室。事件に関わった関係者たちの告白によって真相が明らかになっていく中、森口(松たか子)は、罪を犯して反省しない犯人に対し想像を絶する方法で罰を与える...。

湊かなえの小説が原作のこの作品。日本のサスペンス映画の代表作だろう。松たか子の無表情、淡々とした口調で冒頭から緊張感が半端ない。やたらと人が死ぬ映画は観てて気持ち良くないし、この映画も気分が重くなるのは事実だ。ただ、根っこにある狂ったほどの娘への愛情が、この作品を映画として昇華させている。

 

 

23位 愛のむきだし

公開:2009年 監督:園子温 出演:西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ

 

園子温監督の、3時間57分に及ぶ作品。なのに飽きないのがすごい。時間に相応した中身があるとは言えないが、娯楽、エンタメ作品としては極上だと思う。4時間にも及ぶ次第になったのは、バイオレンスとか宗教とかいろんなものを盛りに盛ったわけで、映画としてのメッセージ性という部分では好き嫌いが分かれてしまうかもしれない。サイケデリックな音楽で、作品世界に閉じ込められる。あと、満島ひかりや安藤サクラの演技のレベルの高さはこのころから健在なんだと思う。

 

22位 海街diary

公開:2015年 監督:是枝裕和 出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず

 

スター女優が集結したことでも話題になった作品。実は、これを撮影してたころは広瀬すずはまだまだ知名度がなかった。しかし、この映画の軸が彼女にあることも含めて、4姉妹の中でも存在感は見劣りしない。ほんとすごい。

是枝監督、すなわち男の描いた姉妹像ということでファンタジックに見えてしまう一面もあるかもしれない。

電車を追いかけるシーンや、桜のトンネルのシーンなど一見ベタになりそうなことを、是枝監督の切り取り方で映画として魅せるところが素晴らしい。

冒頭のシーンとラストシーンから、生と死がテーマのひとつであることも面白い。

 

 

21位 あなたへ

公開:2012年 監督:降旗康男 出演:高倉健、田中裕子

北陸のある刑務所の指導技官・倉島英二(高倉健)のもとに、ある日、亡き妻・洋子が遺した絵手紙が届く。そこには“故郷の海を訪れ、散骨して欲しい”との想いが記されていた。妻の故郷を目指すなかで出会う多くの人々。彼らと心を通わせ、彼らの家族や夫婦の悩みや思いに触れていくうちに蘇る洋子との心温かくも何気ない日常の記憶の数々。様々な想いを胸に目的の地に辿り着いた英二は、遺言に従い散骨する。そのとき、彼に届いた妻の本当の想いとは...。

ビートたけしや綾瀬はるか、草なぎ剛など豪華俳優陣が結集した作品。 妻の故郷を目指す旅の中で、様々な人に出会い何かが変わっていく主人公。演者たちのワンシーン、ワンシーンにぐいぐい惹きつけられる。

 

 

 

20位 北のカナリアたち 

公開:2012年 監督:阪本順治 出演:吉永小百合、柴田恭兵、仲村トオル

日本最北の島で小学校教師をしていた川島はる(吉永小百合)は、ある事故をきっかけに島から出て行ってしまう。それから20年後、東京の図書館で働いていた彼女は、教え子の一人が事件を起こしたことに疑問を抱き、かつての自分が受け持っていた生徒たちに会うため北海道へ向かう。恩師と再会した教え子たちは、それぞれに抱える複雑で苦しい胸中を明かす。

 湊かなえが原作。舞台である北国の寒々しい冬が、この映画の景色を鮮やかなものにしている。主人公が吉永小百合からは想像できないような、罪な行動をとるのが面白い。それぞれがそれぞれに傷を背負って生きている。誠実に生きようとしても、どうしようもない時にどうすればいいのか考えさせられる作品。

 

19位 南極料理人

公開:2009年 監督:沖田修一 出演:堺雅人、生瀬勝久、きたろう

1997年、南極。昭和基地から1,000キロ離れた高地にある南極ドームふじ基地では、8人の隊員が一年間の共同生活を送っていた。その一人、西村淳(堺雅人)は調理担当。

映画で笑いたいならこの作品はおすすめ。5分ごとに笑いの波がくる。

南極に住み続けるっていう時点でいろんなものが当たり前じゃなくなる。彼女とも1日に数分の電話しかできないし。そんな中で、1日にしめるごはんの時間の幸福感がより濃密なものとなる。普段は当たり前のように食べている料理たちのありがたみについて考えさせられた。

コメディタッチで描かれる南極での暮らしにハマること間違いなし。

  

 

18位 紙の月

公開:2014年 監督:吉田大八 出演:宮沢りえ、池松壮亮、大島優子

ときは1994年。梅澤梨花(宮沢りえ)は、夫(田辺誠一)と穏やかな日々を送っている。契約社員として勤務する「わかば銀行」でも、丁寧な仕事ぶりで上司の井上(近藤芳正)からも高評価。一見、何不自由ないのない生活を送っている梨花だったが、自分に対する関心のうすい夫との間には空虚感が漂い始めていた...。

ふつうの銀行員が若者と不倫を繰り返すようになる。その中で会社の金も横領するようになり、その額は日に日にエスカレートしていく。なにがこわいって、ごくふつうの人が犯罪に手を染めていく、モンスター化するそのさま。狂気を感じる。

自分の犯した罪はふくらんでいくが、若者との愛は崩壊していく。それにすがろうとする宮沢りえの姿が、なんとも悲しい。

衝撃のラストにも注目したい作品。

 

 

17位 ディアドクター

公開:2009年 監督:西川美和 出演:笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子

八月下旬。山あいの小さな村から村の唯一の医師・伊野(笑福亭鶴瓶)が失踪した。伊野は数年前、長く無医村だったこの地に着任し、様々な病を一手に引き受けて村人たちから絶大な信頼を受けていた。すぐにベテラン刑事二人が捜査を進めるが、伊野の生い立ちを知る者は村の中に一人もいなかった...。

「世の中にはいい嘘と悪い嘘がある」

伊野のついた嘘はどちらだったのだろう。病気をなおしていくにつれて、村人からの期待は大きくなる。自分がいなくなってしまっては、この村から医者は消えてしまう。誰にも言えない葛藤を抱えたまま、どうしようもない気持ちで失踪してしまう。

良心と罪悪感の狭間で揺れ動く主人公。嘘について考えさせられる作品。

 

 

16位 重力ピエロ

公開:2009年 監督:森淳一 出演:加瀬亮、岡田将生

遺伝子を研究する泉水(加瀬亮)と芸術的な才能を持つ春(岡田将生)は、一見すると仲の良さそうな普通の兄弟だ。そんな二人の住む街では、謎の連続放火事件が発生していた。泉水と春は事件に深く踏み込み、家族を巻き込みながら次第に家族の過去にも近づいていくのだが...。

家族愛、兄弟愛をテーマにした作品。過去にある家族に起こった、悲しい事件が兄弟を翻弄する。なんといってもこの映画は、お父さん役の小日向文世さん。一見頼りないんだけど、芯のある言葉が強い父親を実感させる。ミステリの名作を観たいならこの作品はおすすめ。

 

 

15位 トイレのピエタ

公開:2015年 監督:松永大司 出演:野田洋次郎、杉咲花、リリー・フランキー

 画家への夢を諦め、窓拭きのバイトで日々を暮らす園田宏(野田洋次郎)は、ある日突然倒れ、病院へ運ばれる。宏の検査結果は、胃の悪性腫瘍。このまま何もしないと3カ月くらいの命だと宣告される...。

俗に言う、難病もの。手塚治虫の病床日記に着想を得たオリジナルストーリー。3ヶ月の余命宣告を受けた主人公。その主人公を叱咤激励する女子高生との、恋ともいえない微妙な関係。RADWIMPSの野田洋次郎が主演をつとめることも話題になったこの作品。はじめてとは思えない、ポツリと話すことばに惹きつけられる演技だった。あと、病人役のリリー・フランキーがとにかくいい。生きた証を「絵」という形で残そうとする宏の姿が涙をさそう感動作。

 

14位 アフロ田中

公開:2012年 監督:松井大悟 出演:松田翔太、佐々木希

強烈な天然パーマでこの世に産まれ落ちた田中広(松田翔太)。肉体労働で日々汗を流しながら、田中は24歳を迎えるが、いまだ、彼女も出来ない寂しい生活を送っていた。そんな時、学生時代からつるんできた地元の仲間たちの1人、井上(駒木根隆介)が、結婚するという知らせが舞い込む。高校時代の約束を思い出し、真っ青になる田中。その約束とは“仲間5人のうち誰かが結婚する日には、その時の彼女を連れてくる”というものだった。焦る田中の前に、隣に引っ越してきた加藤亜矢(佐々木希)が現れる。

漫画原作のこの作品。パッケージで一目でコメディとわかってしまう。とにかく笑える映画。佐々木希が殺人的に可愛い。当時、これを撮影してたときの監督が童◯ということもあり、田中の上手くいかない感じにめちゃくちゃ現実味がある。ラストにも、監督の男子校っぽいノリがよく反映されてる作品。

 

 

13位 容疑者Xの献身  

公開:2008年 監督:西谷弘 出演:福山雅治、柴咲コウ

東野圭吾原作の超有名なこの作品。地上波なんかでもよく放送されてるし、見たことがある人は多いかもしれない。

自分の人生を無駄にしてまで、愛する人を守ろうとする天才数学者。その健気な姿は涙なしには見れない。はじめてこれを観たときの、犯罪のトリックには目を剥いた。万人受けする作品。

 

12位 ザ・マジックアワー

公開:2008年 監督:三谷幸喜 出演:佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里

 

暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつく...。

三谷幸喜作品。「ステキな金縛り」と迷ったけど、こっちで。やっぱり脚本が面白い。もちろん、俳優も豪華なんだけど。佐藤浩市の演技の演技がとにかく笑える。なんも考えないでとにかく観てほしい作品。

 

11位 ゴールデンスランバー

公開:2010年 監督:中村義洋 出演:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆

凱旋パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが...。

首相暗殺の疑いをかけられた主人公の逃亡劇。初っぱなからなぜ、首相暗殺犯に仕立て上げられているのかという「謎」に惹きつけられる。スピード感、緊張感が半端ない。脇役の竹内結子、吉岡秀隆の演技も秀逸。伏線を回収していく映画が好きな人にはおすすめ。

 

10位 桐島、部活やめるってよ

公開:2012年 監督:吉田大八 出演:神木隆之介、橋本愛

 

この映画、タイトルにある「桐島」そのものはあまり関係ないんだと思う。そもそも彼は一回もスクリーンに姿を現さない。彼が部活を辞めることをきっかけに、徐々に変化していき、緊張感をもつようになる人間関係が見どころ。桐島ひとりがいなくなったことに、周りはオーバーリアクションな気もするが。注目してほしいのは物語の終盤。前田(神木隆之介)と宏樹(東出昌大)が屋上で話し合うシーン。この二人が対照的にうつる仕掛けがたくさんある。この作品の主人公は一体だれだったのか、わかると思う。

 

9位 百円の恋 

公開:2014年 監督:武正晴 出演:安藤サクラ、新井浩文

32歳の一子(安藤サクラ)は実家でだらしない毎日を過ごしていたが、離婚して実家に戻ってきた妹の二三子といざこざを起こし、一人暮らしをすることに。100円ショップで深夜労働にありつき、相変わらずな日々を送っていたものの、ボクサーの狩野(新井浩文)と恋に落ちる。狩野との幸せな日々はすぐに終わってしまうが、ある日、たまたま始めたボクシングが一子の人生を変える。

邦画はあんまり好きじゃないってひとはこの映画を観てほしい。まだまだ日本映画も面白いな、と思える作品。精神的にも肉体的にも痛いけど、リングに居たい、一子の終盤のボクシングシーンは感動する。安藤サクラは大女優だと思う。

 

8位 モテキ

公開:2011年 監督:大根仁 出演:森山未來、長澤まさみ、麻生久美子

 

とにかく長澤まさみが最高。

 

 

7位 舟を編む

公開:2013年 監督:石井裕也 出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー

松田龍平演じる辞書編集部の主人公は「超」がつくほどのマジメ。マジメってそれだけじゃ地味だけど、過ぎると面白い。全体的にセリフは少ない印象だけど、ひとことひとことが言葉で遊んでるようで面白い。それとこの、松田龍平と宮崎あおいのコンビがとにかくかわいい。笑

物語の軸は辞書作りで、その過程における人との交わりが丁寧に描かれている。日本映画の恋愛ものを観たい人にもこれはおすすめ。

 

 

6位 永遠の0

公開:2013年 監督:山崎貴 出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央

 

圧倒的な原作がある作品は、実写化すると残念がられることが多い。この映画のように、原作並みの面白さを出せた映画は久しぶりのように思う。戦争の悲惨さもひしひしと伝わってくるが、ミステリー的な一面もあるこの作品。映像そのものもCG技術で、迫力が楽しめる。泣ける映画といえばこの作品が二番目に頭に浮かぶ。

 

 

5位 ALWAYS三丁目の夕日シリーズ

公開:2005年 監督:山崎貴 出演:吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希

 

泣ける映画は、この作品が一番に頭に浮かぶ。吉岡秀隆が泣かせにかかってくる。昔の日本を表現するためにCG技術が駆使されていることもあり、スっと物語に入りやすい。今の時代に生きていると、ときどき忘れそうになってしまうようなことをこの映画は思い出させてくれる。

 

4位 そして父になる 

公開:2013年 監督:是枝裕和 出演:福山雅治、尾野真千子、リリー・フランキー

学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきたエリート会社員・良多(福山雅治)。自分は成功者だと思っていた彼のもとに、病院から連絡が入る。それは、良多とみどり(尾野真千子)との間の子が取り違えられていたというものだった。6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、愕然とする良多とみどり...。

主人公が福山雅治というエリートであることが物語を引き立てる。血をとるのか、愛した時間をとるのか。子どもの取り違えという難しいテーマ。子どもと真剣に向き合ってこなかった良多が、ほんとうの父親になるまでを描いた作品。是枝監督の、リアルと映画の間を縫うような物語展開が光る作品。

 

3位 アヒルと鴨のコインロッカー

公開:2007年 監督:中村義洋 出演:濱田岳、瑛太

大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は、奇妙な隣人の河崎(瑛太)に出会う。初対面だというのに河崎は、同じアパートに住む孤独なブータン人留学生に広辞苑を贈るため、本屋を襲おうと奇妙な計画を持ちかける。そんな話に乗る気などなかった椎名だが、翌日、モデルガンを片手に書店の裏口に立っていた...。

ボブ・ディランの名曲、「風に吹かれて」がテーマとなっているこの作品。このことも、作品が進むにつれて重要な意味をもつようになる。最初はわけのわからないこのタイトルも、観終わった後にはそういうことかー!ってなると思う。

ぼくの中で、ラストのどんでん返しがすごい映画1位。

 

 

2位 ぐるりのこと。

公開:2008年 監督:橋口亮輔 出演:木村多江、リリー・フランキー

1993年、何事にもきちょうめんな妻の翔子(木村多江)と法廷画家の夫カナオ(リリー・フランキー)は、子どもを授かった幸せをかみしめていた。どこにでもいるような幸せな夫婦だったが、あるとき子どもを亡くしてしまい、その悲しみから翔子は心を病んでしまう。 

2015年にも「恋人たち」が大好評だった橋口亮輔監督の作品。橋口監督といえば、その時代に生きる人が抱える問題を描き、救いの手を差し伸べるような作風が特徴。この作品も、バブル崩壊後の10年間にわたって、あるごく普通の夫婦を追いかけたもの。法廷画家のカナオは、オウム真理教裁判や、幼女殺人事件裁判など、時代の移り変わりを法廷で目にする。

「ちゃんとしたかったけど、ちゃんとできなかった」と子どもをダメにしたと自分を責める翔子にただただ寄り添うカナオ。目まぐるしい時代の中で、いろんなことがあって、おかしいこともあるけれど支え合って生きていく再生の物語。時代は違えど、ひとの普遍的な部分を描いているので共感できると思う。

 

1位 きみはいい子

公開:2015年 監督:呉美保 出演:高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴

新米教師の岡野(高良健吾)は、ひたむきだが優柔不断で、問題があっても目を背け、子供たちから信用されていない。雅美(尾野真千子)は夫の単身赴任で3歳の娘と2人で生活し、娘に暴力を振るってしまうことがあった。一人暮らしの老人あきこ(喜多道枝)はスーパーで支払いを忘れ、認知症を心配するようになる。彼らは同じ町で暮らしており...。

「そこのみにて光輝く」とおなじ呉美保監督の作品。児童虐待、学級崩壊、いじめ、障害児童など親と教師と子の間を渦巻く社会問題をテーマにした作品。ひとは誰かによって傷つけられるけど、誰かによって救われるという監督のことばには重みがある。ラストも現実味がある。折り合いつけてやってかないと、生きてけないよなあと。

去年公開だけど、大切な一本になった。

 

 

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